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山岳団体自然環境連絡会 (About Us)

この調査を行っている「山岳団体自然環境連絡会」を紹介します。

山岳団体自然環境連絡会は山岳地に於ける自然環境についての情報交換や討議を行うため、公社)日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟、公社)日本山岳会、 NPO)日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト、公社)東京都山岳連盟、山はみんなの宝クラブ、公社)日本山岳ガイド協会の7団体により構成されています。今回の「山の野生鳥獣目 撃レポート」はこの連絡会のプロジェクト活動として作り取り組んでいます。

 

この連絡会は、国内主要山岳団体が山岳自然保護問題で一堂に会した懇談や共同の取組みを 進めるため、日本登山史ではじめてのこととして、2001年12月に発足しました。

 

2003年4月、東京・四ツ谷で、国際山岳自然環境集会(環境省後援)を開かれ、この連絡会の取り組みになりました。 これは、2002年の国際山岳年での共同の取り組みを維持発展させようと、開催されたものです。


2007年10月国際山岳連盟(UIAA)総会の開催に合わせて、アジアの山岳環境の現状を報告する 「松本国際山岳自然環境会議」がアジア山岳連盟(UAAA)自然保護委員会の主催で開催されました。 この会議は、環境保全について各国の活動を紹介し合おう――と、この連絡会が開催を持ち掛け、 実現したものです。 この会議では、ネパール山岳協会のアンツェリン・シェルパ会長が「気温の上昇の影響などから、 ヒマラヤでは、氷河湖の決壊による大洪水の危機が迫っている」と訴えがセンセーショナルな話題を 巻き起こしました。


講演するアンツェリン・シェルパ会長(信濃毎日から転載)

2009年2月、「ツール・ド・TANIGAWA」の計画に対し意見書を水上町へ提出した。この計画水上温泉を起点に、谷川連峰がある上越国境を越えて新潟県湯沢町まで往復70キロを2日間かけて走破する。谷川岳東面の岩壁を眺めながら稜線(りょうせん)を走れるように、白毛門、笠ヶ岳、朝日岳など標高1700~1900メートル級の尾根を往路設定したもの。(高山植物の踏荒らし、滑落事故の危険)を水上町に提出。この計画に対し、1〉多数のランナーがタイムを競い合って駆け抜ける行為は登山道や高山植物の踏み荒らしを招く〈2〉狭く急峻(きゅうしゅん)なコースでランナー自身のみならず、一般の登山者を巻き込んで事故につながる危険がある――などを挙げ、大会実施への異論を盛り込んだ内容の意見書を提出。大会は中止となった。


2009年4月、山の野生鳥獣目撃レポートのホームページ運用開始。このインターネットを使用した調査を5年間の予定で行うとした。


2010年7月、山岳トイレ補助金制度廃止に対する意見書を環境省大臣へ提出した。


2011年4月、「尾瀬国有化の意見書」を環境省に提出。尾瀬国立公園(福島、栃木、群馬、新潟県)の土地全体の約4割を所有する東京電力がその資産売却を表明に憂慮し、特別保護区並びに特別天然記念物にも指定され、生物多様性に優れた貴重な自然環境を後世に引き継いでいくために、国の責任で管理運営していくことはどうしても必要と訴えた。


2013年12月、環境省の「国立公園協働型管理に係るトレイルランニング大会等モニタリング手法に関する検討会」に意見を求められ、陳述した。


2014年4月、山の野生鳥獣目撃レポートのホームページ運用継続。当初の運用期限を無期限とし、運用を継続することとした。


2014年7月、米国山岳会主催の「サステイナブル・サミット」に招待され、「富士山における環境管理」を講演した。


2014年11月、アジア山岳連盟創立20周年記念「国際山岳自然保護フォーラム」(広島開催)を主催。



発表の一コマ

2016年10月、富士山の美しく見える新倉山森林公園にて、国民の祝日「山の日」記念植樹祭を行ない、自然保護の重要性の啓発をアピ-ル。


2017年3月、シカの及ぼす山岳自然への影響についてを主題とした第一回山岳自然環境セミナー(国立オリンピック記念青少年総合センターにて)を主催。


セミナーの一コマ

2017年11月、阿里山プロジェクト(玉山登山、阿里山森林観察、アジア環境会議)にて訪台し、日台韓の交流を行う。


阿里山賓館玄関前にて参加メンバーのみなさん

2018年3月、シカの及ぼす山岳自然への影響についてを主題とした第二回山岳自然環境セミナー 続・「山の自然が崩壊する、深刻化するニホンジカの被
害 (国立オリンピック記念青少年総合センターにて)を主催。


セミナーの一コマ




メンバー団体

団体名 住所 ホームページ
公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会 〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4番2号 Japan Sport Olympic Square 807 www.jma-sangaku.or.jp
勤労者山岳連盟 〒162-0814 東京都新宿区新小川町5-2 www.jwaf.jp
公益社団法人 日本山岳会 〒102-0081 東京都千代田区四番町5-4  サンビューハイツ四番町 www.jac.or.jp
公益社団法人 東京都山岳連盟 〒104-0031 東京都東京都千代田区神田司町2-10 パークサイドセブン2F www.togakuren.com
NPO 日本ヒマラヤンアドベンチャートラスト 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-1-8 コートリィ305 www.hat-j.jp
山はみんなの宝クラブ 〒187-0045 東京都小平市学園西町1-17-1-518 (上方)
公益社団法人 日本山岳ガイド協会 〒160-0008 東京都新宿区三栄町18番地 丸藤ビル2F www.jfmga.com