お知らせ
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2021.01.19
スポーツクライミング第2期 JMSCAパリオリンピック強化選手 選考について
1. 権限の所在
JMSCAオリンピック強化選手を選考する最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下「当協会」という。)にある。選手の選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。
2. パリ2024オリンピックにおける強化目標及び選考方針
(1) パリ2024オリンピック競技大会において金メダルを含む複数メダルを獲得することを目的とし、国際競技大会で決勝進出などの経験を持つ選手を選考する。
(2) 国際競技大会において単種目または複合種目で戦える競技力を持つ可能性のある選手を世界ランキング上位者または国内外の大会の上位者から選考する。
3. 選手の義務
(1) 法令、当協会及び関係団体が定める規程やルールを遵守すること。
(2) 強化委員会がJMSCAパリオリンピック強化選手に対し指定した大会・合宿・練習会・研修会等に可能な限り参加すること。
(3) その他、強化選手としての自覚を持ち、強化委員会の指示等に実直に対応すること。
4.複合ポイントについて
(1)「ボルダリングジャパンカップ」「リードジャパンカップ」の順位ポイントを乗算し、その複合種目の複合ポイントを用いて決定する。
複合ポイント = 「ボルダリング順位」×「リード順位」 |
※同順位の場合は、順位の平均値を順位ポイントとする。
例)3位が2名の場合は、3位+4位/2名で3.5ポイントとなる。
(2)複合ポイントが同ポイントの場合は、各選手のボルダリング、リードの両種目の順位を比べ、最高順位の高い選手を上位とする。
【例】同ポイントが2名のこの場合では、選手Aが順位は上となる
選手 | ボルダリング | リード | 複合ポイント |
選手A | 1位 | 6位 | 6位 |
選手B | 3位 | 2位 | 6pt |
(3) (2)でも順位が決定しない場合は「同順位」とする。
5. 第2期JMSCAパリオリンピック強化選手について
(1) 第2期JMSCAパリオリンピック強化選手は2021年4月1日から2021年10月31
日までの期間を対象とする。
(2) 第2期JMSCAパリオリンピック強化選手については、当協会登録選手規程に従い
A登録をしている選手の中から、以下の基準により選出し、各種目において基準と
なる実績によって以下のようにランク分けをおこなう。
【コンバインド種目(リード&ボルダリング)】
ランク | 基準となる実績 | 選手への特典 |
Sランク | ボルダリング及びリードジャパンカップ2021の複合ポイント 1位 | 強化合宿、強化練習会などに最優先で参加でき、交通費・宿泊費等を補助する。 |
Aランク | ボルダリング及びリードジャパンカップ2021の複合ポイント 3位以内 | 強化合宿、強化練習会などに優先的に参加でき、交通費・宿泊費等を補助する。 |
Bランク | ボルダリング及びリードジャパンカップ2021の複合ポイント 8位以内 | 強化合宿、強化練習会などに参加でき、宿泊費等を補助する。 |
【スピード種目】
ランク | 基準となる実績 | 選手への特典 |
Sランク | IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会において、男子5. 600秒以内、女子7. 600秒以内の記録を持つ選手(2021年7月31日までの記録) | 強化合宿、強化練習会などに最優先で参加でき、交通費・宿泊費等を補助する。 |
Aランク | 1) IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会において、男子5. 900秒以内、女子8. 000秒以内の記録を持つ選手(2021年7月31日までの記録) 2) スピードジャパンカップ2021 1位 | 強化合宿、強化練習会などに優先的に参加でき、交通費・宿泊費等を補助する。 |
Bランク | 1) IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会において、男子6.200秒以内、女子8. 600秒以内の記録を持つ選手(2021年7月31日までの記録) 2) スピードジャパンカップ2021 3位以内 | 強化練習会などに参加でき、宿泊費等を補助する。 |
5. その他
パリ2024オリンピックの開催種目等及びIFSCルールの変更等があった場合には、選手選考基準も準じて改定をおこなう。
以上