お知らせ

お知らせ

2021.11.16
選手低体重対策に関わる規程について

題記について次の通りお知らせ致します。
 


選手低体重対策に関わる規程について

 スポーツ選手が生涯にわたって健康に活動できるようサポートすることは、競技団体に課せられた大きな使命です。
 昨今問題となっているスポーツクライミング選手の低体重問題について、日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)ではスポーツクライミング医科学委員会が中心となって対応してきました。この問題については国際スポーツクライミング連盟(IFSC)からも8月4日付で声明が発表されています(https://cdn.ifsc-climbing.org/images/ifsc/Footer/Commissions/086_IFSC_Medical_Statement.pdf)。 ここでは、低体重も含めた選手の健康管理について、NF(JMSCA)が責任を持って対応することが求められています。
 スポーツ選手における低体重問題は、これに起因したさまざまな(場合によっては生涯にわたる)健康上の問題を重要視しています。ただ低体重であるから管理するということではなく、低体重によって生じた身体、精神的問題を早期に見出すことが大切です。このためにまずスクリーニング(ボディーマス指数、BMIの計測)を行って、その中から対応の必要な対象者を見出すことが効率的と考えられ、実際にIFSCでもBMIの計測を2012年よりルーチン化しています。
 こうしたことを背景に、JMSCAでは選手の低体重管理について策定してきました。この度、あらたに「選手低体重対策に関わる規程」を制定し、JMSCA主催大会において適応することとなりました。
 スポーツクライミング界の低体重問題に対して本協会が積極的に対応し、選手達が生涯健康にスポーツを続けていくための指針である旨をご理解いただきますようお願い申し上げます。
 
                                           公益社団法人  日本山岳・スポーツクライミング協会
                                             スポーツクライミング医科学委員会

Content menu

JMSCA
山岳
スポーツクライミング
山岳保険